山梨県南アルプス市にて、体験型フリースクール「みんなのおうち」を運営しています!

現代のストレス社会をどう生きるか?

こんにちは!
中西紀説(なかにしのりつぐ)と申します。どうぞ「のんちゃん」と呼んで下さい!

私は山梨県南アルプス市で不登校児の居場所として体験型フリースクール「みんなのおうち」を運営しています。

私自身、中学生の時に不登校を経験しました。その時に負った劣等感・無能感・自己否定感がトラウマとなって40歳まで苦しみ続けました。一時は引きこもりとなり、自殺未遂を図ったこともあります。父親となってからは我が子も不登校となりました。フリースクールを始めてからは沢山の子ども達と関わってきました。

そんな人生を通して得た大切な気付きや想いを綴ります。

はじめに。

今回の内容は完全に持論です。この考えを押し付けるつもりはありませんし、この考えが正しいと主張するつもりもございません。一つの考え方として、柔軟に捉えて頂けると幸いです。

ストレス社会と言われる現代。私達はこの社会をどのようにして生きていけばいいのでしょうか?

まず思うのは、「ストレスとはそんなに悪いものなのか?」ということです。過剰なまでにストレスとは悪いもので、なるべくストレスは回避し、ストレスなく過ごすことが良いと思われている風潮があると感じます。しかし、社会生活を営むためには他者との関わりを避けて通ることは出来ません。学校であれ、職場であれ、家庭であれ、私達は多かれ少なかれ他者との関わりの中で生きています。完全に他者との関係を絶った状態で健全な社会生活を営むことは現実的でないと言えるでしょう。そして、他者との関わりの中で生きる以上、そこにストレスが生じることは不可欠だと思うのです。つまり、生きている以上ストレスは感じるものではないでしょうか。

実際に私も、日々ストレスを感じながら生きています。「みんなのおうち」の運営のこと、子ども達のこと、保護者さんのことなど思う通りに進まないことばかり。悩みは尽きることなく、ストレスも絶えません。しかし、そもそも私はストレスを悪いものだとは思っていません。何故なら、人はストレスなく成長することは出来ないからです。例えば、車に乗っていて、スピードを加速すればするほど向かい風も強くなります。強い力で押せば押すほどその分反動も大きくなります。それと同じように、成長する場面だからこそストレスという負荷がかかるのではないでしょうか。このように私はストレスを「成長のための負荷」であると解釈しています。

話は少し脱線しますが、これは「緊張」とか「プレッシャー」にも言えることではないでしょうか。何か「緊張」や「プレッシャー」が悪いものであるかのように捉え、「緊張してはいけない」「プレッシャーを感じてはいけない」と思われているように感じます。しかし、人は緊張するからこそベストの力を発揮出来るのではないかと思うのです。例えば、オリンピックなどで世界記録を更新するほどのパフォーマンスを発揮出来るのは緊張の成せる業だといえるでしょう。緊張もない、プレッシャーも感じない場面で自分に持てる最大限の力を発揮することは不可能ですし、懸命に取り組んできたプロセスがあるからこそ緊張するし、プレッシャーもある。私はすぐに緊張してしまう質(たち)ですが、緊張することが悪いとは思っていません。むしろ、緊張するからいいと思っています。

話を戻しましょう。いくらストレスが「成長のための負荷」であると言っても、ストレスを抱えたまま生きるのはしんどいもの。そのままにしておけば精神を病んでしまうかもしれません。だから私は毎朝4時に起床し、10kmランニングを続けているのです。人も車もほとんど通らない夜明けの街を朝焼けを見ながら走り、折り返し地点まで来ると朝日を見ながら尊敬する稲盛和夫さんに話しかけます。そうして約1時間のランニングを終えると全てリセットされるのです。昨夜までのモヤモヤは吹き飛び、スッキリとした気持ちになれるのです。この話をすると、よくストイックだとか、凄いとか言われますが、当の本人は全然そんなつもりはありません。これは私のストレス発散法なのです。朝走ることでストレスが発散され、新たな気持ちで一日を迎えることが出来る。こうして私は日々のストレスと付き合っているのです。

ただし、もちろん例外はあります。心身に不調を来たすほどのストレスやプレッシャーであれば、時に回避することも必要であることは充分に認識していることを補足しておきます。

今日は、「ストレス社会をどのように生きるのか?」について考えてみました。生きている以上ストレスを回避することは出来ない。ストレスとは悪いものではなく、回避するものでもなく、付き合っていくもの。その付き合い方、すなわち自分にとって最適なストレス解消法を身につけることが大事なのではないでしょうか。

本日も最後までお読み頂き有難うございました。
もし、お子さんの不登校などでお悩みでしたら「お問い合わせ」の欄からご連絡下さい。
私でよろしければ真摯に対応させて頂きます。

体験型フリースクール「みんなのおうち」

代表 中西紀説

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