こんにちは!
中西紀説(なかにしのりつぐ)と申します。どうぞ「のんちゃん」と呼んで下さい!
私は山梨県南アルプス市で不登校児の居場所として体験型フリースクール「みんなのおうち」を運営しています。
私自身、中学生の時に不登校を経験しました。父親となってからは我が子も不登校となりました。フリースクールを始めてからは沢山の子ども達と関わってきました。
そんな私の実体験からくる想いを綴っています。
私は、フリースクールの子ども達に向けて月に一度「魂の授業」を行なっています。
子ども達に生きていくで上で本当に大切なことを伝えたい。そして『生きる力』を身につけてほしい。
そんな想いで、毎回本気で語っています。学校では決して学ぶことの出来ない、心豊かに生きるために必要な智慧。それは私がこれまでの人生を通して痛感したことがベースとなっています。「授業」と謳っていますが、先生と生徒という主従関係もなければ、大人と子どもという上下関係もありません。あるのは、人間対人間という対等な関係のみです。一人の人間が本気で伝えたいことを語り、一人の人間として本気でそれを聴く。考えなくていい。理解しようとしなくていい。感じてほしい。お互いの心と心が共鳴し合い、魂が震えるような時間にしたいとの想いから「魂の授業」と名付けたのです。
「魂の授業」に際しての約束事が2つあります。1つ目は、上述の通り本気で聴くこと。2つ目は、感想を書くことです。感じたことをありのままに書いていい。良いことを書こうと思わなくていい。たった一言でもいいから、思ったことや感じたことをそのまま書いてほしい。正解なんてないのだから。そして、自分の意見をきちんと相手に伝えることは大人になった時に必要となる力なのだから。
こうして始めた「魂の授業」も、昨日で12回目。1 周年を迎えることが出来ました!
始めは内容を難しく感じたり、感想を書けなかったりした子ども達も、今では月に一度のこの時間を楽しみにしてくれています。目をキラキラさせながら本気で話を聴いて、本気で感想を書いてくれる姿が本当に嬉しいです。私もやりがいを感じながら毎回本気で挑んでいます。
1周年となった昨日のタイトルは「生きている幸せ」。今回のポイントは2つ。①僕達は奇跡の存在なんだ!②幸せはどこにある?
①僕達は奇跡の存在なんだ!
実は今月7日は私の49歳の誕生日でした。49歳となった今、本当に生きている幸せを実感しています。こうして元気いられること。愛する家族と大切な子ども達に囲まれながら、思いっ切りやりたいことに挑戦出来ていること。一日1日を大切に完全燃焼出来ていることが有り難くてたまりません。かつて自ら命を絶とうとしたこともありましたが、あの時死ねなくて本当に良かった。人間が自分として生まれてくる確率は約70兆分の1だそうです。ジャンボ宝くじの1等に当たる確率が1千万分の1らしいですから、それよりも遥かに難しい確率で生まれてきた私達は奇跡の存在なのです。
自分は奇跡の存在であることに気付いてほしい。
そして、そんな自分を大事に生きてほしい。
誕生日はケーキでお祝いをしてもらう日ではない。産んでくれたお母さんに「ありがとう」を伝える日なんだ。
そのことを伝えたくて「あなたが生まれたとき、世界中がよろこびました」という絵本を朗読しました。
②幸せはどこにある?
例えば、不安や心配な思いで落ち込んでしまったり、人生に絶望してしまったり、全てが嫌になってしまうような時があります。考えてみるとそんな時、過去の失敗に捉われていたり、起きてもいない未来を悲観していることが原因であることが少なくありません。つまり、落ち込んだり、悩んだり、絶望したりとマイナスな思考になっている時、心が「現在(いま)」にないのです。過去を引きずったり、未来を心配するからマイナスな思考になってしまう。
過去と未来に生きていたら、幸せに気付けないのです。
大切なのは「今、どうなのか?」ということ。私達は今、既に幸せなのではないか?五体満足で健康ですし、好きなことに挑戦することも出来ますし、愛する家族がいて、仕事も出来る。平和な日本という国で、何不自由なく暮らすことが出来ている。もう既に充分幸せな環境にいるのです。今が幸せなのに、過去にとらわれ、未来を憂いていませんか?幸せは今、ここにあるのです。幸せはなるものではなくて、気付くものだから。
おかげ様で今回の授業も大盛況でした!
こうして子ども達と心の交流が出来る「今」がいかに幸せであるかを実感した時間となりました。「魂の授業」はYou Tubeでも配信しています。ご興味のある方は以下のリンクからご視聴下さい!
本日も最後までお読み頂き有難うございました。
もし、お子さんの不登校などでお悩みでしたら「お問い合わせ」の欄からご連絡下さい。
私でよろしければ真摯に対応させて頂きます。
体験型フリースクール「みんなのおうち」
代表 中西紀説