素晴らしい人生を創る上で、
最も大切な要素とは何でしょうか?
才能?
英知?
財力?
色々な要素が考えられますが、
最も大切なこと。
それは
「運が強いこと」
ではないでしょうか。
ある研究者が、
政治家や経営者、学者、研究者、
芸術家、アスリートなど
世の中で「成功者」と呼ばれる人々の
自叙伝や回想録を調べたそうです。
すると、
それらの中で
最も多く使われていた言葉は
自らの運の良さを語る言葉だったとの
結果が出ています。
それでは
運を良くするためには
どうしたらよいのでしょうか?
そのためには
「運の正体」を知る必要があるでしょう。
私は想います。
私達はもう既に強運であると。
運の強い人とは、
自分の運の強さに気付いている人
なのではないでしょうか。
一組の男女から生まれる
子供には実に70兆通りの
組み合わせがあるそうです。
それは
1億円の宝くじに
100万回連続して当選する確率と
ほぼ同じ。
私達は
奇跡的な確率で存在しているのです。
また、
今から75年前、
日本は太平洋戦争の真っ只中でした。
そこでは310万人以上の方が
命を落とされたそうです。
その中には、
10代から20代の若者も少なくありませんでした。
特攻隊として帰りの燃料を積むことなく
大空へ飛んだ若者達もいました。
仮に、
私達が
75年前の戦中に生きていたならばどうでしょう。
そう考えると
現代の日本に生まれてこれただけで
幸運だと言えるのではないでしょうか。
更に重要な点は、
幸運は
不運な出来事の形をして
やってくるということです。
私は発達障がい児を授かりました。
当初は、
人生に失望してしまうほどの
不運だと感じたものですが、
私はそこから数多くを学び、
人生の真理に気が付き、
幸せの本質を知ることが出来たのです。
今となっては、
何て幸運な出来事だったのか。
彼らとの出会いに
心から感謝しています。
幸運に見えることが起きた時だけが
運が良かったのではない。
不運に見えることが起きた時も
運が良かったことに気付かなければならない。
つまり、
私達の人生は
出来事によって決せられるのではなく、
逆境によって変わるものでもなく、
その出来事や逆境を
どのように解釈するかによって
決まるのではないでしょうか。
そう考えると、
運の良し悪しは
解釈力によって
決まることに気が付きます。
運の良い人は、
人生で起きてくる
あらゆる出来事や逆境に対しても
肯定的に解釈する力を持っている。
要するに、
「運の正体」とは
解釈力ではないでしょうか。
全ての物事を肯定的に捉える
解釈力こそが
良運の秘訣ではないかと想うのです。
運の強さとは、
先天的なものでなければ、
たなぼた的な一過性のものでもない。
解釈力を豊かにすることによって
誰でも磨くことが出来るのです。
良運の秘訣。
それは
物事を全肯定する
解釈力を身に付けること
ではないかと想います。
今日も豊かな心で、豊かな一日を。
中西紀二