山梨県南アルプス市にて、体験型フリースクール「みんなのおうち」を運営しています!

職場体験プログラム「おとな学」(アニーズ編)

こんにちは!
中西紀説(なかにしのりつぐ)と申します。どうぞ「のんちゃん」と呼んで下さい!

私は山梨県南アルプス市で不登校児の居場所として体験型フリースクール「みんなのおうち」を運営しています。

私自身、中学生の時に不登校を経験しました。その時に負った劣等感・無能感・自己否定感がトラウマとなって42歳まで苦しみ続けました。一時は引きこもりとなり、自殺未遂を図ったこともあります。父親となってからは我が子も不登校となりました。フリースクールを始めてからは沢山の子ども達と関わってきました。

そんな人生を通して得た大切な気付きや想いを綴ります。

みんなのおうちでは今月から「おとな学」という職場体験のプログラムがスタートしました!みんなのおうちのキャッチフレーズは「生きるを学ぶ!」生きていく上で不可欠なのは働くこと。そこで、子ども達に今のうちから働くことの意義や仕事の種類、職場の雰囲気などを知ってほしい。そして、大人になることへの希望を持ち、将来的に自己決定できる人生へと繋げていきたいとの主旨からこのプログラムを実施することになりました。

2回目となる今回は、南アルプス市にあるタルト専門店「アニーズ」さんを訪問。厨房でタルト作りの様子を見せて頂いた後は、カフェスペースに移動。美味しいタルトをご馳走になりながらこの仕事の意義ややり甲斐などについてお話しを伺いました。

代表の入倉義香さんは、料理人の修行をしていた20代の頃から「いつかタルトのお店をやってみたいなぁ」という思いを描いていたそうです。その後、料理人として歩んで来た約30年間の経験を生かし「こんなお店があったら行ってみたい」と思えるお店をイメージしてアニーズをオープンしました。

この仕事をやって良かったと思うのは、お客さんから直接「美味しかった!」という言葉を頂いた瞬間。参加した子ども達から「この仕事は好きですか?」との質問に「大好きだよ!」と即答されたのが印象的でした。そんな入倉さんから子ども達に対して大事なことは、学校の勉強よりも好きなことをとことん究めること。好きだから続けられるし、アイデアも湧いてくるんだよ!とのメッセージを頂きました。また、飲食業という非常に厳しい業界で20年も続いている秘訣は、もっとお客さんに喜んでほしいという想いを持ち続けることだそうです。1日に作るケーキの数や、使用するフルーツへのこだわり、大手の洋菓子店との違い、仕事をやる上で心掛けていることなどなかなか聞くことの出来ない貴重なお話を沢山窺いました。この時間が子ども達にとって仕事の意義を考える契機となれば本望です。

アニーズさんには業務時間中であるにも関わらず、子ども達のために貴重な時間を割いて頂いた上に、タルトまでご馳走になり心より感謝申し上げます。アニーズさんのタルトは絶品で子ども達も大喜びでした!

この「おとな学」は不定期ですが、これから月に1,2度のペースで開催していく予定です。色々な職場を訪問して、仕事の意義を学び、働くことの素晴らしさや大人になることへの希望を持てるような時間にしていきたいと思っています。

本日も最後までお読み頂き有難うございました。
もし、お子さんの不登校などでお悩みでしたらご連絡下さい。
私でよろしければ真摯に対応させて頂きます。

4月からの無償化に伴い、皆様からの寄付を募っています。寄付で不登校支援活動に参加しませんか?詳細は以下からご確認下さい。

無償化に伴うご支援のお願い

体験型フリースクールみんなのおうち

代表 中西紀説

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