こんにちは!
中西紀説(なかにしのりつぐ)と申します。どうぞ「のんちゃん」と呼んで下さい!
私は山梨県南アルプス市で不登校児の居場所として体験型フリースクール「みんなのおうち」を運営しています。
私自身、中学生の時に不登校を経験しました。その時に負った劣等感・無能感・自己否定感がトラウマとなって42歳まで苦しみ続けました。一時は引きこもりとなり、自殺未遂を図ったこともあります。父親となってからは我が子も不登校となりました。フリースクールを始めてからは沢山の子ども達と関わってきました。
そんな人生を通して得た大切な気付きや想いを綴ります。
みんなのおうちでは毎朝、朝の会の後に基礎学習の時間を設けています。みんなのおうちの目的は、子どもとそこに関わる人達が、幸せな人生(自己決定できる人生)を歩めるようになること。彼らが将来自己決定をする際に、学習の基礎が出来ていると選択の幅が広がることでしょう。また、不登校児童の約85%の子が高校に行くというデータもあります。彼らの将来を考えた時に、基礎学力は必要不可欠。そこからを目を背けるわけにはいきません。そのような理由で始めたのですが、当初は子ども達から不評でした。勉強に苦手意識がある子が殆どで、参加を嫌がってばかり。そんな様子を見て、私は疑問に思ったのです。
学びとは本来、楽しいものではないのか?
今まで知らなかったことを知ることや、自分が興味のあることを調べたり、知識を体得していくことは本来喜びなのではないでしょうか?恐らく彼らは、無理矢理やらされたり、点数で優劣をつけられたり、テストのためだけに知識を詰め込んだりする中で、勉強がつまらないという意識が植え付けられてしまったのでしょう。それは本当に残念なことです。学びとは楽しいものであるはずなのに。
そこで閃きました。学びの本来の姿に立ち返ろうと。みんなのおうちならそれが出来るはずです。学ぶことの楽しさを子ども達に知ってもらおう。ワクワクしながら知識を体得してほしいとの思いから「わくわくタイム」と名付けたこの時間は、今では殆どの子達が進んで参加。みんな夢中になって楽しそうに学んでいます。今日はスタッフのこうちゃんが考案したオリジナル教材「漢字かるた」に取り組みました。ゲーム感覚で漢字が学べるこの教材を使うと、子ども達は驚異的な速さで漢字を習得していきます。他にも、算数に取り組む子がいたり、英単語を学んでいる子がいたり。異年齢の子達ですし、学びのペースも様々ですが、みんな楽しそうに取り組んででいます。こうして学びの楽しさを知った彼らは、きっと自ら学ぶようになっていくことでしょう。勉強すらワクワク楽しい時間になってしまう。これこそみんなのおうちだから出来る勉強法ですね!

本日も最後までお読み頂き有難うございました。
もし、お子さんの不登校などでお悩みでしたらご連絡下さい。
私でよろしければ真摯に対応させて頂きます。
4月からの無償化に伴い、皆様からの寄付を募っています。寄付で不登校支援活動に参加しませんか?詳細は以下からご確認下さい。
体験型フリースクールみんなのおうち
代表 中西紀説