おはようございます。
そして大変ご無沙汰しております。
最後にブログを書いたのは昨年の7月ですから、
実に1年以上もブランクが空いてしまいました。
それは、、、
書けなかったのです。
現状の思考や活動、想いをまとめて
ブログという形で公開することが
出来なかったのです。
体験型フリースクール「みんなのおうち」を
開校したのが昨年3月末のこと。
教育関連に携わるのも初めてなら、
子供達を相手にするのも初めて。
全く未知の領域の中で
暗中模索の日々が始まりました。
正直、
右往左往しましたし、
方向転換を繰り返したりもしました。
実際に開校して
子供達が来てくれるようになると、
想定外の困難の連続だったのです。
フリースクールに
明確な定義や基準などはありません。
そこをどのような場所にするかは
運営者の考えによって大きく異なっています。
居場所的な要素が強いところもあれば、
教科学習を教えているところや、
学校復帰を目的とするところなど
その方針は
フリースクールによって様々です。
何をもって学びとし、
何を教育と定義するかは
運営者の方針に委ねられているのです。
しかもそこに通ってくるのは
異年齢の子供達。
様々な理由で学校に行けなくなった彼らは
成長のペースも違えば、
求めているものも全然違います。
そんな中で
ここをどういう場所にしていくのか。
学びとは何か?
教育とはいかなるものか?
この正解のない問いに対する答え、
つまり、
みんなのおうちの明確な方針を
定めることが出来なかったのです。
読み書き計算は出来た方がいいだろうと
教科学習に近いものを
取り入れたこともありましたし、
子供達に読書の習慣が身に付くよう
促したこともあります。
授業形式での講義をしてみたり、
タイムスケジュールを設定してみたり。
紆余曲折する中で
スタッフが同時期に離れていったことも
ありました。
その際には
大切な子供達を傷付けてしまいましたし、
みんなのおうちの存続の危機にも直面しました。
完全に自信を失ってしまった私は、
とても
ブログを書けるような状態ではなかったのです。
唯一残ってくれたスタッフと2人で
もう一度ゼロからやり直そうと決めたのは
昨年11月のこと。
それからは
とにかく
子供達をよく見て、
彼らの心に寄り添うことを
心掛けました。
そして今、
みんなのおうちは
明確な方針に沿って運営をしています。
それが正しいかどうかは分かりません。
正解のないものに対する
自問自答の日々は
今も現在進行形で続いています。
ただ、
これまで約一年半運営を続けてきて
試行錯誤を繰り返してきた中で
分かったこと、
気付いたこと、
明確になったものがあります。
それらを
これからブログという形にまとめて
再び発信していこうと想います。
改めて
どうぞ宜しくお願い致します。
今日も豊かな心で、豊かな一日を。
中西紀説