山梨県南アルプス市にて、体験型フリースクール「みんなのおうち」を運営しています!

魂の授業 第38回「上を向いて生きよう!」

こんにちは!
中西紀説(なかにしのりつぐ)と申します。どうぞ「のんちゃん」と呼んで下さい!

私は山梨県南アルプス市で学校以外の学びの場として体験型フリースクール「みんなのおうち」を運営しています。

私自身、中学生の時に不登校を経験しました。その時に負った劣等感・無能感・自己否定感がトラウマとなって42歳まで苦しみ続けました。一時は引きこもりとなり、自殺未遂を図ったこともあります。父親となってからは我が子も不登校となりました。フリースクールを始めてからは沢山の子どもたちと関わってきました。

そんな人生を通して得た大切な気付きや想いを綴ります。

今日は毎月恒例の「魂の授業」を開催しました!
この授業は、子どもたちに生きていく上で本当に大切なことを伝えたい。そして『生きる力』を身につけてほしい。そんな想いで始めました。学校では決して学ぶことの出来ない、心豊かに生きるために必要な智慧。それは私がこれまでの人生を通して実感したことがベースとなっています。「授業」と謳っていますが、先生と生徒という主従関係もなければ、大人と子どもという上下関係もありません。あるのは、人間対人間という対等な関係のみ。一人の人間が本気で伝えたいことを語り、一人の人間として本気でそれを聴く。考えなくていい。理解しようとしなくていい。まるでシャワーを浴びるように想いを感じてほしい。お互いの心と心が共鳴し合い、魂が震えるような時間にしたいとの想いから「魂の授業」と名付けたのです。

38回目となる今回のテーマは「上を向いて生きよう!」
最新の調査結果によると、
・小中学生で学校に行けない、行かない子は約49万人(不登校・長期欠席者の合計)
・小中高校等でのいじめ認知件数は約73万件
・小中高生の自死人数は529人
・ひきこもり状態にある人は約146万人
となっており、いずれも過去最多となっています。今、これだけ生きづらさを抱えている子どもたちが増えている。これが現実なのです。この状況を踏まえて、心から思います。もう、いい加減「幸せ観」を変える時期ではないでしょうか。「みんなと同じでなくてはならない」「他者と同じであることが幸せである」といった固定観念や同調圧力の結果がこれなのです。周囲の子や親の意見に合わせ、横ばかり見て生きている結果、自己肯定感が下がり自分が何をやりたいのかすら分からなくなってしまう。横(他者)を気にして優劣をつけている限り幸せは感じられないのです。

だから、私は子どもたちに言いたい。「上を向いて生きよう!」と。上を向いて生きるとは、自分で考え自分で決めるということ。それこそが幸せな人生と言えるのではないでしょうか。それでは、どうすれば上を向いて生きられるようになるのか?ポイントは3つあると思います。
1.自分を受け入れること
他者との比較に意味はない。何故ならどうやったって他人にはなれないのだから。この自分で生きていくしかない。自分の嫌いなところや苦手なこと、忘れてしまいたいような過去、全て引っくるめて自分なのです。そうやって自分を受け入れることが出来るようになってくると、少しずつ上を向いて生きられるようになってくるのです。

2.チャレンジすること
今までやったことがないことに挑戦して、成功体験を重ねる。それが自信に繋がるのです。それを積み重ねるうちに他者のことは気にならなくなってくるでしょう。限界とは自分で決めつけているに過ぎないもの。そう実感できると世界が変わって見えてくるのです。

3.今やるべきことに全力で挑むこと
結局、暇や退屈だから他者が気になってしまうのです。今やるべきことに全力を尽くしていたら周りを見る余裕もないし、他人のことなどどうでもよくなってくる。だから、今に全力を尽くそう!今、何か好きなことがあるならそれを全力でやろう!

そして、実はこの3つは全てみんなのおうちで網羅されています。私達の目的は、子どもたちが自己決定し自分だけのオリジナルな人生(真に幸せな人生)を歩めるようになること。今やるべきことに全力で挑みながら、様々なことにチャレンジしつつ自分を受け入れていく。そうやって、上を向いて生きていってほしいです!

この授業が子どもたちの幸せな人生の一助となれば幸いです。

本日も最後までお読み頂き有難うございました。
もし、お子さんの不登校などでお悩みでしたらご連絡下さい。
私でよろしければ真摯に対応させて頂きます。

4月からの無償化に伴い、皆様からの寄付を募っています。寄付で不登校支援活動に参加しませんか?詳細は以下からご確認下さい。
無償化に伴うご支援のお願い

体験型フリースクールみんなのおうち

代表 中西紀説

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