山梨県南アルプス市にて、体験型フリースクール「みんなのおうち」を運営しています!

職場体験プログラム「おとな学」(M.A.C.Orchard編)

こんにちは!
中西紀説(なかにしのりつぐ)と申します。どうぞ「のんちゃん」と呼んで下さい!

私は山梨県南アルプス市で学校以外の学びの場として体験型フリースクール「みんなのおうち」を運営しています。

私自身、中学生の時に不登校を経験しました。その時に負った劣等感・無能感・自己否定感がトラウマとなって42歳まで苦しみ続けました。一時は引きこもりとなり、自殺未遂を図ったこともあります。父親となってからは我が子も不登校となりました。フリースクールを始めてからは沢山の子ども達と関わってきました。

そんな人生を通して得た大切な気付きや想いを綴ります。

みんなのおうちでは「おとな学」という職場体験プログラムを実施しています。みんなのおうちのキャッチフレーズは「生きるを学ぶ!」生きていく上で不可欠なのは働くこと。そこで、子どもたちに今のうちから働くことの意義や仕事の種類、職場の雰囲気などを知ってほしい。そして、大人になることへの希望を持ち、将来的に自己決定できる人生へと繋げていきたいとの主旨からこのプログラムを実施することになりました。

5回目となる今回は地元南アルプス市の農業生産法人M.A.C.Orchard社を訪問。同社は「安心で安全な果物をつくる」を経営理念に掲げ、桃・ブドウ・柿など環境に配慮した大規模面積の果樹栽培を行なっており、今年1月には日本農業賞において最高賞となる大賞を受賞されています。シャインマスカットの最盛期で慌ただしくされているにも関わらず、子どもたちを温かく迎えていただきました。

まずは甲州ブドウの収穫体験。甲州ブドウは山梨に伝わって約700年にもなる最も歴史の古いブドウでワインの原料になるそうです。子どもたちは汗だくになりながら収穫体験を楽しんでいました。

その後は作業場に移動して、シャインマスカットの出荷作業を見学。最盛期である現在は、毎朝2,000房を収穫し、その日のうちに出荷までされるそうです。それから代表の飯野公一さんにどうしてこの仕事をされているのか、この仕事のやり甲斐や大変なことなどをお話しいただきました。その中で「みんなで仕事をするのが楽しい」という飯野さんが本当に楽しそうなのが印象的でした。法人化して25年。会社を長く継続できた秘訣は人とのご縁だそうです。やはり人を大事にすることが事業発展には欠かせないのですね。この時間が子どもたちにとって仕事の意義を考える契機となれば本望です。M.A.C.Orchardさんには繁忙期であるにも関わらず、子どもたちのために貴重な時間を割いていただき心より感謝申し上げます。

この「おとな学」は月に1,2度のペースで開催しています。色々な職場を訪問して、仕事の意義を学び、働くことの素晴らしさや大人になることへの希望を持てるような時間にしていきたいと思っています。

本日も最後までお読み頂き有難うございました。
もし、お子さんの不登校などでお悩みでしたらご連絡下さい。
私でよろしければ真摯に対応させて頂きます。

4月からの無償化に伴い、皆様からの寄付を募っています。寄付で不登校支援活動に参加しませんか?詳細は以下からご確認下さい。

無償化に伴うご支援のお願い

体験型フリースクールみんなのおうち

代表 中西紀説

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