こんにちは!
中西紀説(なかにしのりつぐ)と申します。どうぞ「のんちゃん」と呼んで下さい!
私は山梨県南アルプス市で不登校児の居場所として体験型フリースクール「みんなのおうち」を運営しています。
私自身、中学生の時に不登校を経験しました。その時に負った劣等感・無能感・自己否定感がトラウマとなって42歳まで苦しみ続けました。一時は引きこもりとなり、自殺未遂を図ったこともあります。父親となってからは我が子も不登校となりました。フリースクールを始めてからは沢山の子ども達と関わってきました。
そんな人生を通して得た大切な気付きや想いを綴ります。
最近、つくづく思うことがあります。教育にせよ、子育てにせよ、子ども達に何かを伝えようと思ったら、つまるところ感化しかないんだと。人は理屈では動かない。共感によって動くのですね。どんなに偉そうに講釈を垂れようが、知識をひけらかそうが、子どもは全てお見通しなのです。私達大人の本質を。心の中を。彼らはうまく言語化が出来ないだけで、実はよく分かっています。だから、上辺だけ取り繕って格好つけたり、思ってもいないような事を言ってみたところで何も響きません。決して動いてはくれないのです。
そんな彼らを動かすものはただ一つ、感化のみ。
私達大人に共感した時、はじめて彼らの心に何かを訴えかけることが出来るのでしょう。それでは、子ども達は私達大人の何に共感し、感化されるのか?
それは、生き様です。
私達大人が日々何を考え、何を想い、何に価値を置き、どんな行動をしているのか。つまり、どのように生きているのか。その生き様が見られているのです。そしてその生き様に共感し、信頼関係が築けてはじめて私達の言葉が彼らに届くようになる。その意味で、結局のところ教育とは、相手に何かを教えたり伝えたりすることではなく、自分の在り方が問われるのですね。そもそも相手を変えようとか、何かを教えてやろうという姿勢そのものがおこがましいのかもしれません。相手を変えることなど出来ない。相手に教えてあげることなど何も無い。ただ、自らの心を高め、魂の研鑽に努めること。自分自身を高めていくこと。教育とはそれに尽きるのではないかと痛感している今日この頃です。
本日も最後までお読み頂き有難うございました。
もし、お子さんの不登校などでお悩みでしたらご連絡下さい。
私でよろしければ真摯に対応させて頂きます。
4月からの無償化に伴い、皆様からの寄付を募っています。寄付で不登校支援活動に参加しませんか?詳細は以下からご確認下さい。
体験型フリースクールみんなのおうち
代表 中西紀説