体験型フリースクール「みんなのおうち」が
開校して最初の週が終わりました。
これまでプレオープンという形で
場の開放はしていましたが、
正式オープンとなるとやはり
雰囲気が全然違います。
何と言っても料金を頂いて
お子さんをお預かりするのです。
プレの時みたいに
親御さんも一緒ではありません。
私達スタッフ一同、
良い意味での緊張感を持って
初日を迎えました。
ここは学校ではなく
フリースクールです。
何の制限も強制もなく、
安心して好きなことを出来る
環境でありたい。
そう想って、
ただ子供達に任せて
好きなようにさせていたら
無秩序でだらだらとした時間が
過ぎていくだけでした。
「本当にこれでいいのだろうか?」
「私達が掲げるフリー(自由)とは
一体何なのだろうか?」
初日の終礼から
スタッフと討議を重ねました。
今回、本当に優秀なスタッフに恵まれたおかげで
主体的に闊達な意見が出てきます。
「ある程度の時間的区切りは
設定した方が良いのではないか?」
「何がしたい?と言われた方が
子供達は混乱するのではないか?」
「みんなが好きなことを
全員でやってみてはどうか?」
連日議論を重ねた結果、
10:00~12:00はチャレンジタイムに。
普段あまりやっていないことに
挑戦する時間です。
子供達はクロスワードや工作、
計算ドリルなどに
意欲的に取り組んでいます。

12:00からお昼ご飯で、
13:00からは自由時間。
と言っても、
個人が好き勝手に過ごすのはなく、
子供達と共に何か一つテーマを決めて
全員で取り組む時間を設けました。
ある日は「人狼ゲーム大会」。
みんな集中して
白熱の演技で盛り上がりました。

またある日は「焚き火体験」。
みんなで好きな食材を買って
「みんなのおうち」の校庭代わりに
使わせてもらっているキャンプ場に移動。
焚き火を囲みながら
好きな食材を焼いて食べました。


この最初の一週間。
稼働したのはたった4日ですが、
早くも大きな変化と手応えを感じています。
初日には無かった一体感が生まれ、
子供達の成長を実感しています。
やはり、
こちらの働きかけ次第で
子供達の変化がダイレクトに返ってくる。
その喜びこそが
この仕事の醍醐味であると痛感しました。
とは言え、
まだまだ始まったばかり。
手探り状態での運営は続くでしょう。
ただ、
来てくれている子供達は本当に楽しそうで、
「みんなのおうち」へ行くことを
楽しみにしてくれているようです。
私達が目指すのは、
「行きたくて堪らなくなる楽しい学校創り」
「子供達の心が育つ学校創り」
そこに向けて、
方向性は間違っていないと確信しています。
来週は、
チャレンジタイムの中で
子供達と一緒に
お昼ご飯作りをしてみるつもりです。
何を作るかみんなで決めて、
みんなで食材を買いに行って、
みんな一緒にクッキングをする。
想像するだけで楽しそうです。
また、
校庭代わりのキャンプ場に行って、
好きな食材を焼いて食べた後、
みんなで段ボールテント作りなんかも
出来たらと想っています。
一体感のある楽しさには
充足感があるのですよね!
こうして
体験型フリースクール「みんなのおうち」は
右往左往しながらも確かに前進しています。
賑やかな笑い声と共に。
今日も豊かな心で、豊かな一日を。
中西紀二
追伸
記念すべき第1弾イベントが決まりました!
本イベントは
「みんなのおうち」の利用者に
限るものではなく、誰でも参加可能です。
どうぞ気軽に遊びに来て下さいね!
お待ちしています(^-^)
