山梨県南アルプス市にて、体験型フリースクール「みんなのおうち」を運営しています!

念願の富士急ハイランドへ!!

こんにちは!
中西紀説(なかにしのりつぐ)と申します。どうぞ「のんちゃん」と呼んで下さい!

私は山梨県南アルプス市で不登校児の居場所として体験型フリースクール「みんなのおうち」を運営しています。

私自身、中学生の時に不登校を経験しました。その時に負った劣等感・無能感・自己否定感がトラウマとなって42歳まで苦しみ続けました。一時は引きこもりとなり、自殺未遂を図ったこともあります。父親となってからは我が子も不登校となりました。フリースクールを始めてからは沢山の子ども達と関わってきました。

そんな人生を通して得た大切な気付きや想いを綴ります。

先日は、子ども達の念願だった富士急ハイランドに行ってきました!
殆どの活動が子ども達の「やりたい!」「行ってみたい!」という発案から始まるのがみんなのおうち流。当然今回もここに至るまでにはストーリーがありました。

ことの発端は5月の予定決めミーティング。ある子が提案したのが遠足企画としての富士急ハイランド。歓喜の雄叫びと共に(笑)満場一致で可決されたこの案を実現するため、先般の「あやめ祭り」に出店した際の利益を充当することも決まったのですが、費用を計算してみるとどうも足りないようです。そこでその不足分を補うために子ども達が選んだ手段は『唐揚げ屋さん』をやること。かくして6月は毎週木曜日に唐揚げを作って、お迎えの際に保護者の方に販売することとなったのでした。

子ども達による唐揚げ屋さんは大好評で、保護者の方から喜びの声を沢山いただきました。途中、量の不均等という問題が生じ、緊急ミーティングが開かれる事態となったのですが、失敗を失敗ではなく学びの糧とするのもみんなのおうち流。次回から計量することで量の均等を図るという見事な学びとなりました。こうして回を重ねるごとに唐揚げの質も向上し、お世辞抜きで本当に美味しい唐揚げが出来ていました。また、富士急ハイランドという共通の目的に向けてほぼ全員の子ども達が自主的にこの唐揚げ屋さんに関わってくれたのも嬉しかったです。買い出し・味付け・調理・パック詰めの役割分担をし、毎週約100個の唐揚げを作るという大変な仕事をやってのけました。また、自分の保護者が買ってくれる分には子ども達が自らパッケージイラストを描いてくれたのもみんなのおうちらしいエピソードです。こうして1ケ月唐揚げ屋さんをやった結果、その利益はなんと42,319円!富士急の不足分を補うには充分過ぎる成果を得て、いよいよこの日を迎えることとなったのです。

待ちに待った富士急ハイランド当日。子ども達は朝からハイテンションです。そしてその勢いのまま一日中楽しそうに過ごしていました。初めて絶叫系のコースターに挑戦してみた子、あるアトラクションにハマってひたすら何度も挑戦していた子、乗り物よりもグルメや雰囲気を満喫していた子、勇気を出して名物のお化け屋敷「戦慄迷宮」に挑戦してみた子など楽しみ方はそれぞれですが、みんな「初めて」に挑戦する良い機会となったようです。帰りの車の中では「楽しかった!」「また行きたい!」という元気な声と笑い声が溢れていました。

誰かが決めたことをやるのではなく、何をやるかは自分達で考えて決める。
その決めたことを実現するためにどうするのかをまた考える。
そしてそれを実行する過程をみんなで共有する。

このストーリーがあってこそなのです。この過程を経ることに意味があるのです。この経験は楽しい思い出となるだけでなく、子ども達にとって自信となり成長の糧となることでしょう。

本日も最後までお読み頂き有難うございました。
もし、お子さんの不登校などでお悩みでしたらご連絡下さい。
私でよろしければ真摯に対応させて頂きます。

4月からの無償化に伴い、皆様からの寄付を募っています。寄付で不登校支援活動に参加しませんか?詳細は以下からご確認下さい。

無償化に伴うご支援のお願い

体験型フリースクールみんなのおうち

代表 中西紀説

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