山梨県南アルプス市にて、体験型フリースクール「みんなのおうち」を運営しています!

フリースクールで行う教育とは何か?

おはようございます。

今朝は

『フリースクールで行う教育とは何か?』

について考えてみたいと想います。

公教育には

学校教育法に基づいて作成された

「学習指導要領」という

教育過程に対する

一定の基準が設けられていますが、

民間施設であるフリースクールには

そのような基準は一切定められていません。

何をもって学びとし、

何を教育と定義するかは

その運営者の方針に委ねられているのです。

ですから

フリースクールによって

教育の定義や学びの内容は様々です。

何が正解というものは有りません。

各々のフリースクールが

運営者の想いや理念に則った

活動をしているのが現状です。

その意味で、

まさに「フリー」な形態となっているのです。

それでは

これを踏まえた上で、

体験型フリースクール「みんなのおうち」が

定義する教育とは何か?

それは、

子供達の自己肯定感を育むこと。

これに尽きます。

私達が定義する教育とは

子供達の自己肯定感を育むことなのです。

自己肯定感を育むとは、

言い換えるならば

「自分は自分のままでいい」と想えること。

あるがままの自分を受け入れられること。

この自己肯定感こそが

意欲の源泉となるのでしょう。

自己肯定感が育まれた子は

いつか意欲が湧いてきて、

何かやりたいことを見つけて、

自ら立ち上がる日がやって来る。

私はそう信じています。

子供達の自己肯定感を育み

自立に向けたサポートをしていく。

それこそが

真の教育ではないかと想うのです。

これは私自身の経験から

痛感していることでもあります。

かつての私は、

学生時代の不登校や超肥満体系、

大学卒業後の引きこもり生活や自殺未遂などが

コンプレックスとなり、

自分を恥じ、自分が嫌いで、

自己否定感に苛まれていました。

すると全く意欲が湧いてこないのです。

自己否定があると自分を信じることが出来ず、

何に対しても無気力で

自分の可能性を見い出せずに、

人生に夢も希望も持てなくなってしまうのです。

みんなのおうちに来る子供達には

そんな想いをさせたくない!

誰もがみんな

奇跡的な確率で生まれてきた

素晴らしい存在で、

生きているだけで意味がある。

人生には無限の可能性があって

誰でも幸せになれる。

そのことを知ってほしい。

そのための

礎となるのが自己肯定感なのでしょう。

それでは

自己肯定感を育むにはどうしたらいいのか?

それは

子供を子供扱いすることなく、

あくまでも一人の人間として

対等な立場で接すること。

そして

子供のあるがままを受け入れることです。

誰に忖度することもなく、

自分の感情や個性をあるがままに

思い切り発揮できる場所がある。

そこには

そんな自分を受け入れてくれる

大人と友達がいる。

そんな安心出来る環境の中に身を置くことで

子供達は少しずつ

自分を許すことが出来るようになり、

自分を認めることが出来るようになって、

自己肯定感が育まれていくのでしょう。

もちろん

それには時間を要します。

個人差だってあります。

決して簡単なことではありません。

しかし、

子供達一人一人の状態をよく見て、

子供達の心に寄り添いながら、

子供達を信じて待ちながら、

子供達と共に

関わる大人も成長していく。

フリースクールで行う教育とは

子供達の成長を通して

関わる大人も一緒に成長していく

共育ではないかと想うのです。

それこそが

私達フリースクール等の民間施設ならではの

醍醐味ではないでしょうか。

これからも

子供達の自己肯定感を育みながら

子供と共に私達大人も成長していく。

みんなのおうちは

そんな共育の場でありたいと想っています。

今日も豊かな心で、豊かな一日を。

中西紀説

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